自分で結婚相手を探すことが出来ない人が利用するサービスといえば、一昔前は結婚相談所ぐらいしかありませんでしたが、今は婚活ブームを反映して、様々なサービスが登場しています。

 

それらのサービスの大半は従来の結婚相談所とは比較にならないくらい安い料金で利用出来るものばかり。従って、結婚相談所の存在価値は落ちていると言えます。

 

たとえば、このサイトでイチオシしているブライダルネットのようなマッチングサービス。数万人という登録者の中から相手を自由に選べる選択肢の広さ、手軽に連絡を取り合うことが出来るシステムになっているため、比較的容易に自分が希望する相手から返事をもらいやすいやりやすさは結婚相談所以上です。

 

それでいて、毎月数千円の利用料を払うだけで済むのですから、わざわざ数万円(時には10万円以上)というまとまったお金を払って、結婚相談所を利用する意味はありません。

 

ただ、こういった状況においても、条件によっては結婚相談所を利用することに価値が出てくるケースもあります。高額の利用料が必要となるので、判断は慎重に行わなければいけませんが、時には格安の婚活サービスよりも有益な選択肢となり得ます。

 

では、どんな時に結婚相談所が有益な選択肢となるのか?

 

私なりに思う判断基準をまとめてみます。

 

判断基準1:年齢が40歳以上

婚活サービスの大半は30代をメインにしていると感じます。お見合いパーティーや一人で参加出来る合コンのセッティングサービスなどをみると、参加条件で年齢が厳密に設定されていますが、男性の場合、39歳が上限というものが少なくありません。

 

最近、もう少し上の年齢に焦点を当てたパーティーなども出てきましたが、それでも42~43歳ぐらいが上限です。40代後半、50代以降となったら、まず機会がなくなります。

 

私自身、婚活に取り組んでいた時にはリミットが迫っているという感覚があって、ちょっと焦りました。

 

ただし、結婚相談所の場合、年齢的な条件はないですし、その人の年齢に合わせて相手を紹介してくれます。同年代の女性、あるいは40代、50代の男性でも問題ないという若い女性を紹介してくれるといった感じです。

 

マッチングサイトでも、年齢の縛りはないので何歳でも利用は出来ますが(実際、年配の男性がかなり登録しています)、やはり年齢がネックになることは否定出来ません。

 

20代、30代の男性と比較したら不利になるのは確かです。そういった意味では、スタッフが間に立って、相手を選んでくれる結婚相談所のほうが確実に良い相手と出会えるチャンスが増えます。

 

判断基準2:自分から女性にアプローチすることが出来ない

婚活サービスというのは、あくまでも男女が知り合う場を提供するものであり、そこから先は参加者同士の裁量に任されています。サービスの提供者が仲を取りもってくれるなんてことはありません。

 

従って、女性にアプローチするのも、親しくなって連絡先を交換するのも、全部自分でやらなければいけません。

 

『女性と話をするのは苦手で、緊張してしまう・・・』

 

あなたが、こういったタイプであれば、婚活サービスを利用しても失敗する可能性のほうが高いと言わざるを得ません。

 

お見合いパーティーで、会場の端っこで一人でポツンとしている男性を見かけることがありますが、自分から動けない人は、参加しても場の雰囲気になじめず取り残されてしまいます。

 

もしかしたら、女性のほうから話しかけてくれるかもというのは幻想です。よほどのことがない限り、そんなことはありません。

 

結婚相談所の場合、スタッフが仲を取り持って、対面した時に会話が弾むようにサポートしてくれます。(通常、対面自体は二人で会うことになりますが、オプションサービスとして、対面時にスタッフが同行してくれるところもあります。)

 

また、最近増えてきたサービスですが、面会後、うまくいかなかった時には、相手の女性にインタビューして、何がダメだったのか、欠点・改善点を確認してアドバイスをしてくれるところもあります。

 

これであれば、話し下手の人でも、女性と知り合って関係を深めるキッカケを掴むことが出来ます。

 

話し下手、女性が苦手という人は、真面目で誠実な男性が多いので、一度関係を築くことが出来れば、女性から信頼されやすく、最初のキッカケさえあれば、スムーズに進む人が少なくありません。

 

そういった人にとって、結婚相談所は相性の良いサービスと言えます。

 

ただ、ここで注意点なのですが、最近では、こういったサポートを行わない結婚相談所も出てきています。利用料が格安であることを謳っている相談所に多いのですが、結局は会員の中から相手を紹介するだけだったりします。

 

これだったら、マッチングサイトと変わりがなく、利用する価値がありません。

 

充実したサポートを受けられる結婚相談所だと、最低でも初期費用で10万円ぐらいのお金はかかります。高額ですが、逆にいえば、これぐらいの金額は払わないと利用するだけの価値があるサービスを提供してもらえません。

 

お金を抑えたいという人は、マッチングサイトのようなサービスに絞ったほうがいいです。

 

一番ダメなのが、初期費用が2、3万円で済む結婚相談所を利用することです。これぐらいのところだと、月4000円ぐらいで利用出来るマッチングサービスと内容が変わらないので、もったいないです。

 

結婚相談所はサポート体制で選ぶ

『相談所』という言葉が示すように、相談出来ることにこそ、結婚相談所の価値があります。

 

自分一人ではうまくいかない。プロからのアドバイスが欲しい。こういった人が利用すべきところです。だからこそ、高いお金を払う価値があるわけです。

 

単純に女性と知り合う機会が欲しいというだけであれば、今は幾らでもやりかたがあります。その気になれば、社会人サークルの飲み会に参加するといった、殆ど実費だけで済むようなやりかたもあります。

 

お見合いパーティーやマッチサイトも利用料数千円というレベルです。

 

こういった状況のなかで、数万円単位、10万円単位のお金をかけるのであれば、紹介だけで終わるのではなく、親身にサポートしてくれるサービスを選択すべきです。

 

そのため、結婚相談所を選ぶ時にはサポート体制を重視してください。会員数や登録者数などは、気にしないほうがいいです。

 

『どれだけ、ここは自分をフォローしてくれるのか?』

 

ここを判断基準にしてください。

 

サポート体制が充実している結婚相談所一覧

当サイトの管理人が、ここならばと思う結婚相談所をリストアップしてみました。私は実際に利用したことがないので、あくまでも外から見た人間としての判断となりますが、一つの参考意見として見て頂ければと思います。

 

  • マーズブライド

    マーズブライド
    事前面談で性格や人柄をチェックしたうえで、入会の可否が決まる審査の厳しい結婚相談所。面談予約が満員になるほどの人気。成果保証制度や相手の性格や個性を判断出来るプロフィールシステム、お見合い後、相手に自分の印象を教えてもらう『お見合い通信簿』など、ユニークなシステムが多い。初期費用が5万円前後に済むのも魅力的。管理人のなかではイチオシです。

  • パートナーエージェント

    パートナーエージェント
    オリコンの顧客満足度ランキングで2年連続でNo.1に輝いている結婚相談所。専任コンシェルジュによるマンツーマンサポートがウリ。成果保証制度が付いている。初期費用は10万円以上と高額だが、とりあえずイベントやパーティーに参加して雰囲気を確かめることも可能。公式サイトで公開している利用者の声に悪い評価もそのまま載せていて良心的。

  • オーネット(O─net)

    オーネット(O─net)
    結婚相談所の老舗。運営期間が長いだけあり、会員数が多く、サポート体制もしっかりしている。初期費用が10万円以上かかるので高めだが、それだけの価値はある。結婚相談所の利用を考えるのであれば、選択肢の一つとして、無料体験を受けることをオススメします。

  • LuxuryMariage

    LuxuryMariage
    スタッフによるカウンセリングが丁寧。料金プランは、初期費用がかからず成婚料を支払うタイプ、月会費を多く払うことで成婚料がかからないタイプから選べるようになっている。

  • プレマリ VIPコース

    プレマリ VIPコース
    中規模の結婚相談所。お見合いのセッティングや面会時のフォローなど、細かいサポートが充実している。