『どんな女性が好き?』こんなふうに聞かれて、即答することが出来ますか? 『優しい人』、『カワイイ人』といった大雑把なところは言えるとしても、具体的にどんな人と聞かれた場合、答えに詰まってしまうのではないでしょうか。もし、はっきりと答えることが出来る人はおめでとうございます。婚活中であれば、時間の問題で相手がみつかるはずです。

 

心理学の世界では当たり前の話となっているのですが、目標は明確にすればするほど実現する確率が高くなるという法則があります。これは恋愛や結婚だけではなく、何にでも言えることです。

 

たとえば、あなたが今よりも広い部屋に引っ越しをしたいと考えているとします。その時、漠然と『今より良いところに引っ越したいな』と思うよりも、『1LDKで40㎡以上。南向きの窓でオートロック付きマンションの3階以上。駅から徒歩圏内。』というふうに具体的にイメージしたほうが良いということです。

 

これは具体的にイメージすることで、対象物を探しやすくなる(見つけやすくなる)といった理由もあれば、これだけ具体的にイメージすると実現するための行動をしたくなるといった積極性をもたらす効果もあるからです。

 

ほかにも具体的に描くことのメリットは色々とありますが、あまり細かく突っ込むと話が長くなるので、とりあえず、こうしたほうがいいとだけ覚えておいてください。

 

婚活中に実感したイメージ化テクニック

私自身、婚活中、この効果を実感したことがあります。婚活を始めた当初、合コンやお見合いパーティーに参加して、多くの女性と会いました。お世辞ではなく素敵な女性がたくさんいたのですが、これまでの自分の恋愛経験と比較すると、どこかで気持ちが盛り上がらないなと感じる部分もありました。

 

私は惚れやすいタイプなので、見た瞬間に強烈な恋愛感情を抱くことが多いのですが、そういったことがありませんでした。若い時とは違うのかなと思っていたのですが、自分のタイプを具体的に考えるという作業をした時、理由に気付きました。

 

好きなタイプって人それぞれですが、私の場合、ほかの男はそれほど興味をもたないだろうなという変わった趣味があります。それは『インテリ』です。頭の良い人が好きで、過去にはアメリカの大学に特待生扱いで留学するような子や大学院生と付き合っていたことがありました。

 

自分でもスッカリ忘れていて、タイプを書き出してみて初めて気付いたのですが、思い出してみると、私にとっては重要な要素でした。

 

それで考えてみると、合コンやお見合いパーティーに参加する女性はOLや看護師といった職業の人が多く、キャリアウーマンといったタイプの人はあまりいません。それで、どこか感触が違ったんだなと気付きました。

 

それで、どうなったかという結果ですが、面白いものでこうやって気付くと、それだけで自分の好みのタイプと出会う機会が増えます。偶然と言えば偶然なのですが、こうやって気付いた日の週末に行った合コンで大学院卒の女性と会いました。気味が悪くなるくらい不思議な巡り合わせでした。

 

出逢いたい人が具体的に描ければ、適切な婚活の場がみつかる

その後も、ちょっと考えてみると、出逢いの確率を高めることが出来ます。お見合いパーティーで面白かったのは、参加女性の年齢層が少し高めのパーティーだと、キャリア系の人と会うケースは増えました。ちょっとした工夫です。

 

あとはブライダルネットエキサイト恋愛結婚のようなネット情報サービスを利用すると、少数ではあっても、そういった女性が登録しているので、ピンポイントでコンタクトすることが出来ました。

 

自分が何を求めているのか、分からなければ動きようがありません。婚活に取り組んでいるけど、なかなか結果が出ないという人は、少し時間をとって、自分が望んでいる女性像を考えてみてください。

 

ちなみに同じような感じで、相手と出逢ったらこんなふうに付き合いたい、こんなデートがしたい、結婚を意識しているのであれば、こんな結婚生活を送りたいといったことを具体的にイメージするのも効果があります。

 

これも心理学のテクニックですが、目標が実現した後をイメージすると、その目標が実現しやすくなります。職探しをしているのであれば、その仕事についたら、こんなふうに働こうとか、こんな会社生活を送ろうといった就職した後のことを考えます。婚活に使える有効なテクニックなので、合わせて活用してみてください。