『話上手というのは聞き上手』 こんな言葉を聞いたことはないでしょうか?

 

会話がうまい人というと、話がうまい人をイメージするかもしれませんが、実は人の話を聞くのが上手い人が本当の話し上手です。この人と話をしていると楽しいなと思えるのは、自分がスムーズに話が出来る人だと思います。決して、話が面白い人、口数が多い人ではないはずです。

 

聞き上手な男はモテル

女性は特に自分の話を聞いてもらいたいという欲求が強いので、聞き上手でなければ、『この人と話をしていて楽しい』とは思ってもらえません。

 

極端な話、相手に気持ち良く話をさせることができれば、自分は喋らなくても会話は成功です。面白いことや気の利いたことを話さなくても、またこの人と話したいと思ってもらえます。むしろ、自分ばかりが話をするほうが嫌われます。

 

営業の世界では3:7の割合で相手に話をさせると、ちょうどいいと言われていますが、これは恋愛にも当てはまります。聞き上手を目指しましょう。

 

簡単に聞き上手になれるテクニック:ペーシング

では、聞き上手になるのは、どうすればいいのか?

 

色々なテクニックがあるのですが、すぐに実践出来て、それでいて効果的なことは話をしている時、相手の首の振り方を観察して、振り方を合わせることです。ゆっくり振っていたら自分もゆっくり振る、相手が小刻みに振っていたら、自分の首の動きも小刻みにします。

 

ペーシングと言われるテクニックですが、効果絶大です。

 

首の振り方には、その人の性格が出ます。せっかちな人は小刻みですし、のんびりした人は振り方もゆっくりです。人それぞれなのですが、重要なことは、首の振り方が一緒の人に親近感を抱くということです。

 

試してみるとわかりますが、うなずき方を相手に合わせると、驚くほど相手の話す量が増えます。それだけ気持ち良くなっている証拠です。逆に首の振り方が合わないと、会話も滞ります。

 

ペーシングを実行しようとすると、相手の動きに注目することになりますが、これは自分の気持ちが相手に向くことを意味します。自然、相手に合わせた会話となります。会話で嫌われるのは、自分のことばかり考えて話す人ですが、その傾向がなくなります。

 

ペーシングは単純ですが効果絶大です。会話の達人を目指す初心者にイチオシのテクニックです。