婚活や恋人探しがうまくいかず、ずっと彼女がいないという男性の場合、たいてい当てはまる共通項が一つあります。過去の私自身もそうだったのですが、今振り返ってみると、それではうまくいかなくて当然だったなと痛感することです。

 

それは『自分の好みが曖昧』ということです。どんな女性がタイプですか?と質問されて、すぐにハッキリ答えられないような人です。

 

望む相手を明確にするのが婚活成功への第一歩

面白いもので、女性の好みが明確になればなるほど、そういった人と出会えるようになります。そして、自分の好みにピッタリの女性だと、自分自身の本気度が違ってきます。優柔不断な男でも積極的にアプローチ出来たりするものです。真剣さが伝われば、それは女性にとって嬉しいことですから好印象を持ってもらえます。従って、うまくいく可能性も高まるということです。

 

これは女性も一緒かもしれませんが、逆にうまくいかないパターンは『あんな人もいい』、『こんな人もいい』とフラフラすることです。好みの問題なので、対象の幅が広いこと自体は悪くないのですが、こういった人は本気でそう思っているのではなく、恋愛に対して真剣ではないだけだったりします。

 

とりあえず相手が出来ればいいと、心のどこかで思っている人です。こうなると真剣味が薄れるので、相手に対するPR力が低くなります。繰り返しになりますが、自分のことに真剣になってくれているという人に対して、人間は悪い印象を持ちません。その熱意が人を動かすことも珍しくありません。

 

ずっと恋人がいないという人は、一度自分自身を振り返ってみてください。本気で人を好きになっていないのではないでしょうか?

これは人間の不思議なところですが、しばらく経験していないことはやりにくくなるという特質があります。本気の恋愛からご無沙汰という人は、本気の恋愛が出来にくくなります。(これは感覚的に実感できるのではないでしょうか?)

 

足を骨折してずっと使わないままでいたら、筋肉が衰えてしまい歩けなくなってしまったというのと一緒です。恋する能力というものも存在します。恋をしていない人は恋愛力が衰えるので、ますます恋愛出来なくなります。

 

恋愛出来ないというのは、相手を本気で好きにならないということですから、そんな状態でアプローチしても相手に振り向いてもらえないのは当たり前という理屈です。骨折したらリハビリをするように、恋愛がご無沙汰という人は恋愛力のリハビリが必要です。

 

その第一歩が好みを明確にするということです。好みを明確にするというのは対象を選ぶということですが、曖昧な気持ちでは何かを選択するということは出来ません。こんな人がいいと決めるには、それだけ真剣に考える必要があります。これは自分自身の意識改革に伝わります。

 

理想像を明確にすることで、婚活への真剣度が高まる

恐らく、最初から『こう』と決めることは出来ないかもしれませんが、こういった意識を持ちながら、女性と接していけば、だんだん自分の好みが分かってきます。私の場合も、最初は『一緒にいて楽しく過ごせるようなタイプで可愛らしい人』といったぐらいでした。それが最終的に、彼女が出来る前には、もの凄く細かくなっていました。

 

ちなみに補足すると、好みを明確にしたからと言って最終的にその通りの人が恋人になるとは限りません。

 

私の場合でも、違った部分がありました。ただ、それは妥協したということではなく、自分でも気付いていなかった要素といったほうがいいです。私自身、今の彼女と付き合って、初めて『自分の好みってこうだったんだ』と気付いたことがたくさんあります。

 

好みを明確にするというのは、女性のえり好みをするためというのではなく、恋愛に対する真剣度を高める手段と思ってください。それが婚活成功の確率を高めることにつながります。