婚活中、相手がみつからず、どうすればいいのだろうと悩んでいた時、ふとネットで目に止まった記事で『なぜ追いかける恋愛はうまくいかないの?』というものがありました。興味がある人は、ぜひ読んで頂きたいのですが、内容を簡単にまとめるとこんな感じです。

 

  • 無理に相手に気に入られようとすると、素の自分ではなくなるので、かえって自分の魅力が伝わらない
  • 相手に合わせるのではなく、素の自分で勝負しよう

これは、よくある恋愛のアドバイスですが、あなたは、どんなふうに感じますか?納得と心からうなずけるでしょうか。それとも、しょせん奇麗事と思われるでしょうか。

 

私の場合、最初に読んだときは『それはそうだけど、でも素の自分でいても相手がみつからないんだけど・・・』というのが正直な感想でした。

 

自分を知ってもらうには、何度か繰り返し会えるような関係を築かなければいけないけど、そこがうまくいかないから苦労している。とりあえず、最初は相手に気に入ってもらえるようにしなければいけないでしょというような考えでいました。

 

でも、今振り返ってみると、こんな考えだからこそダメだったということが分かります。このアドバイスは、一見遠回りに見えるかもしれませんが(昔の私はそうでした)、実は最短ルートだったりします。少なくても、私の場合にはそうでした。

 

自分を取り繕うと婚活で失敗する理由

女性に気に入られよう、関心を持ってもらおうと、女性が好みそうな話題を振ったり、女性が好みそうな男性像を演じたりしましたが、結果的にダメでした。元々、私自身に演技力がないからかもしれませんが、やればやるほど空回りという感じでした。

 

婚活を始めた頃、たまたま参加した合コンで立て続けに、女性受けする話が抜群に上手な男がいて、実際に話が盛り上がっていたので、『俺もこんなふうにしなければ』と思って真似してみたのですが、自分には合わないことだったので逆効果でした。

 

合コンに関していえば、それなりにうまくいくようになったのは、素の自分を出すようにしてからでした。無理に女性に合わせるのではなく、自然に態度で接して、話題も自分の好きな話をするようにしました。

 

とは言っても、自分勝手ではもちろん、うまくいきません。無理なく相手と一緒に盛り上がれるような話を探すようにしましたし、女性が興味を持ちそうな話が出来るように準備もしました。

 

ただ、以前と違い、相手に配慮しつつも、でも自分が関心を持てないようなことを無理に合わせるといったことはやめました。バランスの問題ですね。

 

たとえば、ファッションネタは私自身、洋服には興味があるので、事前に勉強することも、女性と話をすることも全く問題ありませんでした。むしろ楽しかったです。

 

でも、料理には関心を持てず、ここは諦めました。でもオイシイものを食べるのは好きなので、食べ歩き・飲み歩きの話題はOKでした。

 

なので、もし女性との会話のなかで料理の話題が出たら『料理は苦手で全くやらないけど、オイシイものを食べるのは好きで・・・』というふうに話を振るようにしました。それで、たいてい自分でも話が出来る方向に話題は変わります。

 

もう一つ、自然体ということでいえば、ファッションや料理の話題となると、私は詳しくはないので、女性のほうが知識も経験も豊富というケースが殆どです。こんな時、以前であれば無理に相手の話についていきましたが、今は『詳しくないので教えて』という態度で臨むようにしています。

 

『教えて』という姿勢は重要な婚活テクニック

最初に、『よくわからないけど教えて』といえば、無理に知ったかぶりをする必要はないですし、聞き役に回れば、スムーズに会話を進めることができます。女性は元々話し好きなので、気持ち良く教えてくれます。

 

無理に自分が話そうとするより、よっぽど好印象を持ってもらえますし、自分自身の知識も増えますので一石二鳥です。余談ですが、そうやって女性に教えてもらっていると、いつの間にか女性受けする話題に精通しているようになります^^

 

こんな感じで素を出すようになって分かったことですが、このほうが女性と親しくなれますし、そうやって仲良くなった人とは関係が続きやすいです。正直、話が合わないという人もいましたが、そういった人と無理に関係を保とうとしてもうまくいくことはないので、それはそれでイイと思います。

 

役者みたいに演技をして女性を落とすことが出来るという人もいるかもしれませんが、こんなことが出来る人は少数だと思います。出来ない人が中途半端に演技をするのは一番意味がないことです。そんなことをするぐらいであれば、ありのままでいったほうがいい。そんなふうに感じます。

 

婚活の場で評価される男性になること

ただし、素の自分を出すと言っても、何もしなくていいというわけではありません。それなりに女性受けするようなこと(性格や資質、趣味等)をみつけて、それを磨いて武器にするといった努力は必要です。無理に相手に合わせるのではなく、自分を出発点にして考えるというのが素の自分でいくということです。

 

極端な言い方をすれば、素の自分でいいというのはダメなままでいいということではなく、素が評価されるような男性になるということです。ここは間違えないようにしてください。形を取り繕ってもダメ、自分自身を鍛えようということです。自分を磨いて婚活を勝ち抜きましょう!